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都立松沢病院 PFI事業説明 & 新センター研修会

都立松沢病院

2012年研修

病院PFIは、平成13年の高知市新病院から行われ、官・民それぞれの立場から課題が指摘されてきた。この都立松沢病院のPFI(東京都精神医療センター整備運営事業)は、2008年に落札され、東京都病院経営本部、都立松沢病院との協議・設計打合せを重ねて、同年12月に事業契約の締結になった。

この東京都のPFIの特徴は委託業務のマネジメントだけでなく「経営支援を行うパートナーシップ」としてSPC(Special Purpose Company=特別目的会社)に期待していることです。その施設整備と運営サービスを一体化した統合マネジメントを実施するSPCを(株)メディカルマネジメント松沢として設立したことである。また、そのSPC、設計者、運営サービスの協力会社、情報システム関係者、調達関係者がチームとなって病院の設計を進めて、多種職の病院スタッフとの打ち合わせによって、短い時間に濃縮された「統合設計」の成果を得るようにした。

さらに、医療ニーズや医療制度の変化に柔軟に対応できる仕組みを業務階層構造化(WBS:Work Breakdown Structures)の考え方を導入して、一連の要素業務とその実施場所を一塊の管理単位として捉えるワークパッケージを業務全体に適用したことだという。

このことにより業務の再編成や「見える化」による継続的な改善を目指している。SPCは、「東京都とのパートナー」として位置づけられ、健全な病院経営という目的を共有して経営支援を今後も行っていくという。

<PFI プロジェクトの概要>
病院概要 : 病床数890床、14科、急性期、救急、身体合併症、精神特殊医療に特徴
事業日程 : 設計 2009年、  新棟建設工事 2010年~2012年(27か月) 社会復帰棟改築工事 2012年
維持管理運営 : 2012年~2027年(15年間)

(株)メディカルマネジメント松沢の金光取締役統括部長のご説明

小出医師(会員)からは医師の立場からご説明をいただいた

議論になったスタッフステーションのカウンター

最新の設備が整う手術室関係

金光部長・小出先生と医療ビジネス研究会の会員

 松沢病院は、医師と歌人でもある斎藤茂吉が関係したことで有名ですが、茂吉が経営する私立精神病院であった青山脳病院が東京都に譲渡されて、「東京都立松沢病院分院」になったということです。
松沢病院のパンフレットの沿革には、明治12年(1979年)に上野公園内に病院が開設されたとあり、130年以上の歴史を持っています。現在でも、890床(24年6月予定)、職員数約650名という精神科系の病院としては名実ともに日本一の医療施設です。
その敷地面積は、192,558㎡という広大な広さで、東京都内では珍しく緑豊かな空間となっていました。

(記・手島伸夫)

<参考> 精神医療センター(仮称)整備運営事業業務要求水準書 平成19 年10 月東京都病院経営本部http://www.byouin.metro.tokyo.jp/jigyou/saihen/documents/191019suijunsho.pdf

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