1 日時
2025年4月28日(月)19:00 〜 21:00
2 講師
池上総合病院事務部長:武藤航史氏、看護部長:安福直子氏
3 会場
中央支部日本橋事務所(ハイブリッド開催)
4 参加人数
リアル:12名
リモート:26名
5 概要・所感
武藤氏講演
池上総合病院は、2016年に全国で2番目に介護技能実習生の受け入れを開始し、その後、特定技能の受け入れへと展開し、現在も増員をしており、2025年4月28日現在で22名在籍(インターン学生除く)している。
好事例としては、入国前研修を行うと入職までスムーズに進むことができた。
注意するべきことは、技能実習および特定技能の受入に際して、出入国在籍管理庁、中日大使館、現地送り出し機関に提出する資料に相違があってはならない。また、技能実習、特定技能の制度では、副業は一切認められていない。
今後の展望として、看護補助の採用は困難であり、比較的安定的な供給が見込める外国人人財の活用は有用であると考えるが、国、文化が違う中で起こる様々な問題があるので、受け入れ機関側も、管理者研修などの理解を深め、教育を施し、密なコミュニケーションを取ることが肝要である。
安福氏 講演
フィリピン、モンゴル、ミャンマー、中国人を受け入れている。看護職の働く現状が難しくなっており、負担軽減が必要であり、外国人看護補助者が寄与している。インターンシップ学生を受け入れており、看護補助者研修プログラム作成し、副主任4名でサポートしている。
モンゴル人のインターンシップ学生の受け入れの効果は、多国籍(外国人)人財・若い人財の入職により現場の一体感が得られた、多国籍の文化を知ることができている、教育は大変であるが、関わりができて楽しい等があった。
今後の課題は、日本語とおたがいの文化の理解と習得、日本語のコミュニケーション能力の向上等である。
(記:高田直美会員)
