１ 開催日
2023年11月27日
２ 講師
都甲 真二 氏(社会福祉法人日本医療伝道会 専務理事・グループ本部長)
３ 会場
東京都中小企業診断士協会 中央支部事務所（ハイブリッド開催）
４ 参加人数
リアル13名、リモート18名
５ 概要・所感
11月27日定例会にて、都甲 真二 氏(社会福祉法人日本医療伝道会 専務理事・グループ本部長)より、『大都市周縁部の中核市における中規模病院のケース紹介～医療政策を踏まえた地域医療機関の戦略の実際～』をテーマにご講演いただきました。
「マクロ経営環境（医療制度改革）のおさらい」
医療政策におけるムダの削減、地域包括ケアシステムの推進、三位一体の改革などコロナ禍以前からの課題についてお話しいただきました。2025年問題を間近に迎え、2040年問題をいかに乗り越えるかという岐路に差し掛かっているのだとあらためて認識しました。
「衣笠病院のケース紹介」
急性期から回復期への転換についてお話しいただきました。衣笠病院はDPC対象病院でいつづけるか、という課題と向き合っています。回復期という言葉の誤解をどう解くかについても、地域包括ケアシステムでサブアキュートの患者を多く診るという原点に回帰するという流れを教えていただきました。
こちらの講演では、限られた経営資源で道なき道を進み続けなければならないという、病院経営の厳しさを目の当たりにしました。
このことを踏まえて、実務では机上の空論ではなく、経営者に寄り添った支援をしなければならないと肝に銘じました。
（記：星多絵子会員）
