定例会

2024年2月定例会報告「経営視点で学ぶ、健康経営 -健康経営資本のつくりかた-」

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1 開催日

2024年2月26日

2 講師

樋口 毅 先生(株式会社ルネサンス執行役員健康経営企画部部長、NPO法人健康経営研究会理事)

3 会場

東京都中小企業診断士協会 中央支部事務所(ハイブリッド開催)

4 参加人数

リアル7名、リモート17名

5 概要・所感

 企業の健康経営をテーマに、経済産業省や厚生労働省などの官公庁の健康政策に係る委員会に参加され、健康寿産業団体連合会の事務局長など健康関連団体の運営を推進されている樋口毅先生にご講演いただきました。
 講演では、健康経営とは「人という資源を資本化し、企業が成長することで社会の発展に寄与する」という経営戦略であり、健康経営の現状をマクロ・ミクロの視点から整理し、経営戦略として進める健康経営の基本的な考え方をお話いただきました。
   健康経営に取り組む中小企業は年々増加し、2022年に当初目標の10万社を達成、2025年までに目標50万社に上方修正するなど、非常に企業の関心が高い領域であると実感しました。健康経営資本とは、「新しい社会インフラとの関係で経営戦略を考えること」であり、これからの仕事は企業が人と社会との共創が重要ということ、従業員個人と企業の価値観や社会的意義等のそれぞれの目的を調和させ、個人の働きがいや組織の生産性を向上することで、企業の持続的な発展が実現するというストーリーは興味深く、企業経営にとって、健康経営は取り組むべき重要テーマであると再認識しました。
    企業の健康経営をサポートする役割が中小企業診断士に求められており、今回健康経営の概要や経営戦略の考え方を拝聴することができ、今後の企業支援に大変参考になる内容でした。

(記:渡邉浩樹会員)

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