1 日時
2024年９月24日
２ 講師
竹田陽介氏（病院マーケティングサミットJAPAN代表理事）
３ 会場
東京都立産業貿易センター台東館（ハイブリッド開催）
４ 参加人数
リアル10名、リモート25名
５ 概要・所感
9月例会では、病院マーケティングサミットJAPAN 代表理事の竹田陽介氏による講演が行われた。テーマは「人も地域も元気にする共創病院のつくり方～未来づくりの主語はワカモノ～」で、全国の病院を舞台に医療・介護の現場を変革する『ワカモノ未来共創部』の活動を中心に解説いただいた。
地域の過疎化や人手不足により、病院を取り巻く環境は厳しさを増している。これからの病院は、病気を治して「信頼される」存在から、健やかな暮らしを目指す「ウェルビーイング」を共に創り上げる「愛される」存在へと進化する必要があると行政や学校、地域を巻き込んだ活動の実例が紹介された。
活動のキーワードは＜遊ぼう＞。ワクワクする未来を創り上げるアイデアをワカモノから集め、それを実践する場として病院でイベントを開催している。2024年には、済生会小樽病院主催の「小樽みらい共生祭り2024」を皮切りに、全国で25回以上のイベントが実施されている。
質疑応答では、「経営が厳しい地方の病院には取り組む余裕がないのでは？」という質問に対し、講師は「経営改善は自分たちで責任を持ってやるべき。その上での未来共創の取り組みである」と毅然と答えた。その回答に参加者一同が納得し、セミナーは終了した。
（記：奥野美代子会員）
